D・K(ダーク・クライン)、世界での裏では誰もが知っている裏組織。
 元々は誰も知らなかった組織がここ一年急激にのし上がって来た、裏での情報によるとあるチームが組織に入りそれから組織がのし上がって来たという情報がある。
 
 切り裂かれた人形達、そして焼かれ・・・・・・・

 東軍本部にたった一言だけの電話が掛って来た。最初はただのイタズラだと思って切ってしまったがそれが悪夢の始まりになった。

 それからというものひんぱんに殺人が起きる様になった。共通点は1つも無くただ無残に切り裂かれそして燃やされた後だけが残っていた、壁にはD・Kと血文字で書かれ周りにはいままで殺された人間の名前が書かれていた。
 
 ある日その壁に書かれていた名前の中に殺されていない人物の名前があった。
 
 ダック・クラべス

 その次の日この男は死んでいた・・・・・道端で家族と歩いていたときいきなり倒れてそのまま死んでしまった。

 ダリス・クラン

 ダック・クラベスが殺された次の日また壁に書かれていた名前どちらともD・Kとなっている。
 犯人はD・Kの名前の人間を無差別に殺している。ただそれしか解らなかった。
 二人とも毒殺されており、首筋には細い針がささっていた。
 
 ここ東軍本部ではその事件をDと呼び始めた。

 
 「それがなんで俺が行かないといけないんだ? 」
 「この事件には軍も手を焼いている、なので国家錬金術師が行く事になったのだ」
 エドワードは不満そうにソファに座っている、そして大佐のマスタングはいつもどおり手を組んでいる。
 「まっどうせ暇だし何もやる事は無いからなぁ」
 そう言ってエドワードは大佐の部屋から出て行った。ドアの外にはアルが立って待っていた。
 「なんだったの兄さん? 」
 「ただの殺人事件が長引いたから国家錬金術師が出るみたいだ、たっくこんなめんどくさい仕事をやるとはでも賢者の石の事も知りたいしな」
 エドはイスに置いといた荷物を持ち事件現場に向かった。その途中エドはある人とぶつかり出会った。
 名はクラーズ・ダリス、錬金術師で西軍の軍人と言っている。
 クラーズはこのD事件のことで呼ばれたらしい。
 しかし女性で事件を担当するとはホーク・アイさん並だなとエドは思った。
 「と言う事で宜しくねエドワード君とアルフォンス君」
 「宜しくえっとダリスさんでいいんすか? 」
 エドは生意気ながらも返事をしたその返事を聞いてダリスはクスクスと微笑した。
 「宜しくお願いします、ダリスさん」
 「うんダリスでいいよ、宜しくね2人ともではまた会いましょうね」
 ダリスはそう言ってエドとアルの前から去っていった、その後エドは事件現場に向かった
 壁には大佐に聞いた通りD・Kと描かれていて周りには殺した人間の名前がびっしりと描かれていた。
 エドは壁に触りながら呟いた。
 「どうやったらこんなに血が用意できるんだ? 」
 「さぁ? でも兄さん次の人の名前があるから早く護衛にいかないと」
 アルは壁に描かれていた名前を読み上げた。

 ダーズベルト・クラベス

 この男は国家錬金術師で主に薬品の研究をしている、二つ名は雷光の錬金術師雷のように早い錬金術をするのからその二つ名が来た。
 エドはダーズベルトの家に向かった。
 「すみませんーー。軍から護衛に来たんですけど」
 「はーい、君がエドワード君だねマスタング大佐から聞いたよ宜しく」
 命を狙われていると言うのにその男は全然余裕そうにしている、ダーズベルトの部屋に入ると周りには薬草や錬金術で合成した薬などが置いてある。
 「薬品・・・・・多いですね薬品の匂いで部屋が充満していますよ」
 「そうかなごめんね、研究で忙しいから掃除とか出来てないんだ」
 ダーズベルトはテーブルの上に出してあった薬品を棚に戻し始めた、その瞬間家の電源が一気に落ち辺りは暗くなった。
 「アル、D・Kだ早くダーズベルトさんを護衛しろ」
 「いやこっちは大丈夫だよ、でもどうやら家にはもうD・Kが入っているみたいだよ」
 ダーズベルトが指を指したほうを見るとぼんやり赤い光が発している。ダーズベルトはその方向に錬金術で電撃を送った。
 


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